範士 | (1)徳操高潔、技能円熟、識見高邁にして特に斯界の範たること (2)教士の称号を受有すること |
教士 | (1)人格、技能、識見、共に備わり、弓道指導に必要な学識、教養及び実力を有し、且つ功績顕著なること (2)錬士の称号を受有すること |
錬士 | (1)志操堅実にして弓道指導の実力を有し、且つ精錬の功績顕著なること (2)五段以上の段位を受有すること |
五級 | 弓道修練の初歩的段階にある者 |
四級 | 秩序のある指導を受けており、弓矢の扱い方に進歩があると認められる者 |
三級 | 射の基本動作及び弓矢の扱いが整い秩序のある指導の下に修練を経たと認められる者 |
二級 | 修練の程度が三級に比して進歩していると認められる者 |
一級 | 射の体型(射型)及び体配が概ね適正であると認められる者 |
初段 | 射型・体配及び射の運行共に型にかない、矢所の乱れぬ程度に達した者 |
弐段 | 射型・体配共に整い、射術の運用に気力充実し、矢所の乱れぬ者 |
参段 | 射型定まり、体配落着き、気息整い、射術の運用が法に従い、矢飛び直く的中やや確実な者 |
四段 | 前項の要素に加え気息正しく、離れ鋭く、的中確実の域に達した者 |
五段 | 射型・射術・体配共に適って射品現れ、精励の功特に認められる者 |
六段 | 技術優秀にして精錬の功更に顕著な者 |
七段 | 射型・射術・体配自ら備わり、射品高く錬達の域に達した者 |
八段 | 技能円熟、射品高雅、射芸の妙を体得した者 |
九段 | 弓道の真体に達した者 |
十段 | --- |
1番 | 2番 | 3番 | 4番 | 5番 | |
甲矢 | 間をおかず行射する。 | 1番の「胴造り」の終わる頃、筈を保ち立つ。 1番の弦音で取懸け、打起し行射する。 |
1番の弦音で立つ。 2番の弦音で取懸け、打起し行射する。 |
2番の弦音で立つ。 3番の弦音で取懸け、打起し行射する。 |
3番の弦音で立つ。 4番の弦音で取懸け、打起し行射する。 |
乙矢 | 4番の弦音で弓を立て、矢を番えて待つ。 5番の弦音で立ち、間をおかず行射する。 |
4番の弦音で弓を立て、矢を番えて待つ。 1番の「胴造り」の終わる頃、筈を保ち立つ。 1番の弦音で取懸け、打起し行射する。 |
4番の弦音で弓を立て、矢を番えて待つ。 1番の弦音で立つ。 2番の弦音で取懸け、打起し行射する。 |
5番の弦音で弓を立て、矢を番えて待つ。 2番の弦音で立つ。 3番の弦音で取懸け、打起し行射する。 |
射終われば直ちに弓を立て、矢を番えて待つ。 3番の弦音で立つ。 4番の弦音で取懸け、打起し行射する。 |
1番 | 2番 | 3番 | 4番 | 5番 | |
甲矢 | 間をおかず行射する。 射終わって本座に後退する。 |
1番の「取懸け」で筈を保ち立つ。 1番の弦音で取懸け、打起し行射する。 射終わって本座に後退する。 |
2番の取懸けで立つ。 2番の弦音で取懸け、打起し行射する。 射終わって本座に後退する。 |
3番の取懸けで立つ。 3番の弦音で取懸け、打起し行射する。 射終わって本座に後退する。 |
4番の取懸けで立つ。 4番の弦音で取懸け、打起し行射する。 |
乙矢 | 5番の弦音で腰を切り立ち、 弓倒しと同時に射位に進む。 (5人全員同時に跪坐) 間をおかず行射する。 |
5番の弦音で腰を切り立ち、 弓倒しと同時に射位に進む。 (5人全員同時に跪坐) 1番の「取懸け」で筈を保ち立つ。 1番の弦音で取懸け、打起し行射する。 |
5番の弦音で腰を切り立ち、 弓倒しと同時に射位に進む。 (5人全員同時に跪坐) 2番の取懸けで立つ。 2番の弦音で取懸け、打起し行射する。 |
5番の弦音で腰を切り立ち、 弓倒しと同時に射位に進む。 (5人全員同時に跪坐) 3番の取懸けで立つ。 3番の弦音で取懸け、打起し行射する。 |
(5人全員同時に跪坐) 4番の取懸けで立つ。 4番の弦音で取懸け、打起し行射する。 |