=まずは審査規程から=

そもそも、何段とか言われてもよくわからないんだよねー、て方、
審査規程ではこういう具合になっております(↓)。・・ふーん。

【称号】
(称号の階程)
第3条 称号は、範士・教士・錬士の3階程とする。
第4条 称号を受ける者は、次に掲げる資格を具備しなければならない。
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範士(1)徳操高潔、技能円熟、識見高邁にして特に斯界の範たること
(2)教士の称号を受有すること
教士(1)人格、技能、識見、共に備わり、弓道指導に必要な学識、教養及び実力を有し、且つ功績顕著なること
(2)錬士の称号を受有すること
錬士(1)志操堅実にして弓道指導の実力を有し、且つ精錬の功績顕著なること
(2)五段以上の段位を受有すること


【段級】
(段級の階位)
第6条 級位は、五級より一級に至る五段階、段位は、初段より十段に至る十段階とする。

(段・級位の資格基準)
第7条 段・級位を受ける資格の基準は、次に掲げるとおりとする。
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五級弓道修練の初歩的段階にある者
四級秩序のある指導を受けており、弓矢の扱い方に進歩があると認められる者
三級射の基本動作及び弓矢の扱いが整い秩序のある指導の下に修練を経たと認められる者
二級修練の程度が三級に比して進歩していると認められる者
一級射の体型(射型)及び体配が概ね適正であると認められる者
初段射型・体配及び射の運行共に型にかない、矢所の乱れぬ程度に達した者
弐段射型・体配共に整い、射術の運用に気力充実し、矢所の乱れぬ者
参段射型定まり、体配落着き、気息整い、射術の運用が法に従い、矢飛び直く的中やや確実な者
四段前項の要素に加え気息正しく、離れ鋭く、的中確実の域に達した者
五段射型・射術・体配共に適って射品現れ、精励の功特に認められる者
六段技術優秀にして精錬の功更に顕著な者
七段射型・射術・体配自ら備わり、射品高く錬達の域に達した者
八段技能円熟、射品高雅、射芸の妙を体得した者
九段弓道の真体に達した者
十段---

審査規程(抜粋)/昭和28年9月25日制定/平成10年4月1日改訂


=そいでもって、審査における行射の間合い=
(五人立ちの場合)


弓は一体、いつ立てるの?自分は一体、いつ立つの?!って軽くパニクってらっさる方、
基本はこういう間合いです。ダイジョブだから、とりあえず、落ち着け〜。
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1番2番3番4番5番
甲矢 間をおかず行射する。 1番の「胴造り」の終わる頃、筈を保ち立つ。

1番の弦音で取懸け、打起し行射する。
1番の弦音で立つ。

2番の弦音で取懸け、打起し行射する。
2番の弦音で立つ。

3番の弦音で取懸け、打起し行射する。
3番の弦音で立つ。

4番の弦音で取懸け、打起し行射する。
乙矢 4番の弦音で弓を立て、矢を番えて待つ。

5番の弦音で立ち、間をおかず行射する。
4番の弦音で弓を立て、矢を番えて待つ。

1番の「胴造り」の終わる頃、筈を保ち立つ。

1番の弦音で取懸け、打起し行射する。
4番の弦音で弓を立て、矢を番えて待つ。

1番の弦音で立つ。

2番の弦音で取懸け、打起し行射する。
5番の弦音で弓を立て、矢を番えて待つ。

2番の弦音で立つ。

3番の弦音で取懸け、打起し行射する。
射終われば直ちに弓を立て、矢を番えて待つ。

3番の弦音で立つ。

4番の弦音で取懸け、打起し行射する。



四段審査における行射の要領はコチラ。(とはいえ、四段審査が日本全国この要領で行われているかどうかはわかりません ^-^; とりあえずウチのエリアは、こぅ。)
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1番2番3番4番5番
甲矢 間をおかず行射する。

射終わって本座に後退する。
1番の「取懸け」で筈を保ち立つ。

1番の弦音で取懸け、打起し行射する。

射終わって本座に後退する。
2番の取懸けで立つ。

2番の弦音で取懸け、打起し行射する。

射終わって本座に後退する。
3番の取懸けで立つ。

3番の弦音で取懸け、打起し行射する。

射終わって本座に後退する。
4番の取懸けで立つ。

4番の弦音で取懸け、打起し行射する。
乙矢 5番の弦音で腰を切り立ち、
弓倒しと同時に射位に進む。


(5人全員同時に跪坐)


間をおかず行射する。


5番の弦音で腰を切り立ち、
弓倒しと同時に射位に進む。


(5人全員同時に跪坐)


1番の「取懸け」で筈を保ち立つ。

1番の弦音で取懸け、打起し行射する。
5番の弦音で腰を切り立ち、
弓倒しと同時に射位に進む。


(5人全員同時に跪坐)


2番の取懸けで立つ。

2番の弦音で取懸け、打起し行射する。
5番の弦音で腰を切り立ち、
弓倒しと同時に射位に進む。


(5人全員同時に跪坐)


3番の取懸けで立つ。

3番の弦音で取懸け、打起し行射する。




(5人全員同時に跪坐)


4番の取懸けで立つ。

4番の弦音で取懸け、打起し行射する。
(注)
1. 射場の入場にあたっては、必ず上座に意を注ぎ、順次礼(揖)をする。
2. 本座に進み、揃って揖を行い、射位に進む。
3. 射位で跪坐し、脇正面に向きを変え、弓を立て矢を番えて待つ。
4. 射終わったら1番より順次退場する。
5. 次の控えは、3番の乙矢の弦音で入場し、本座に進み跪坐し、5番の弦音で揖を行い射位に進む。
6. 行射の前後動作が殊更に間延びすることは、進行の妨げになる。




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