はい。まず、弓と矢。これがなければ始まりません。
    あとは「かけ(ゆがけ)」と呼ばれる、グローブのようなもの。
    とりあえず要るものといえば、これだけです。

    でも、ピンキリとは言え、どれも高価なものですから、
    しばらくは道場にあるものを使わせてもらえたらそれでいいと思います。

    道具を買ったはいいけど、使わなければもったいないですし、
    買うのは、続ける!と決めてからでも遅くないと思います。(^-^)v

    ”かけ”は右手にはめる、グローブのようなもので鹿皮でできています。
    親指の付け根のところに「弦枕(つるまくら)」という溝があり、
    そこに弦(つる)を引っ掛けて、弓を引きます。

    弓は、右手で弦を”ぎゅぅ”っと握って引いていると思われがちですが
    実は握っているのではなく、この溝に弦を引っ掛けて引きます。
    (この溝がまた浅くてなだらか!・・に見えて仕方ない。^-^A;)
    親指は曲げずに引きます。

    もちろん、そんなことを素手でやったら痛いので
    親指のところには木が入っており、堅くなっています。
    叩けばコンコンといぃ音がしますが、楽器ではないので
    音を鳴らして遊ぶのはやめましょう。

    ”矢”は「甲矢(はや)」と「乙矢(おとや)」のニ本一組、
    または四本一組で引き、甲矢と乙矢の2本引くことを「一手」といいます。
    引く順番は甲矢→乙矢の順です。

    矢の長さは引く人の腕の長さによって決まるため、人それぞれ違います。
    計るときは、左腕をまっすぐ横に伸ばした状態で、
    のど仏から左手中指の先まで+α という具合。

    +αはだいたい指3〜4本分くらいとることが多いですが、
    最初はそれより少し長めにとることも多いよぅです。

    最後に”弓”ですが、多く用いられているのは
    七尺三寸(2m21cm)の「並鉾(なみほこ)」という弓ですが、
    身長の高い人は、それよりも少し長い七尺四寸(2m24cm)の「伸(のび)」や、
    七尺五寸(2m27cm)の「二寸伸(にすんのび)」を用いたりします。
    実際「四寸伸」までは使ってる人を見たことありますが
    それ以上は見たことないのでわかりません。ハイ。

    弓の材質もいろいろで、グラスファイバー弓、カーボン弓、竹弓、などがあります。
    弓具屋さんに並んでいるのを見ると、とてもきれいで美術品みたい♪
    気軽に買える値段でもないので、わたしの場合は見てるだけなんですが。う゛ぅ゛。

    一つ一つ揃えるとすれば、
    「かけ」→「矢」→「弓」の順でいいと思います。

    買うタイミングがわからねぃ!!o(>_<)oというときは
     「かけ」→もぅしばらく弓道、続けてみようと思ったとき(決意表明?!)
      「矢」→実際に的前に立ちだしたとき
      「弓」→引く弓の強さも決まってきた頃
    くらいを目安にするといいかと思います。
    あとは実際指導してくださってる方に相談して決めるのがイチバン。

    その他、細かいものはいろいろありますが、
    必要最低限のものは今あげた三つです。
    こうしてみると意外にいるものって少ないですね。

    ”かけ”にしろ”矢”にしろ、買うとなるとちょっとお高いですが
    こればっかりは他人のものを使うことはできません。
    (道場で借りられるものはあくまでも”レンタル用”であって、
    ずっと続ける人用ではないんです)

    一度に全部を揃える必要はないですが、
    手入れさえきちんとしていれば、何十年、または一生使えるものなので
    もし続けると決めたのなら、思い切って買ってしまいましょ。
    早めに買えば、それだけ馴染んでくるのも早いですから。

なんでしょね。
見てみますか。
何着ようね。
何が違うの?


>> calしぅむ。  >>ゆみびと